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ボタンの発明

  • 2007.01.16.Tue

ここ最近、服を買ってなくて、いいかげんくたびれたのが多くなっていました。出先で衝動的に、細身のカーゴパンツを一本購入したんです(バーゲンの季節ですから、半額の投げ売りですわ)。
店頭にはだいたい五、六点ずつ同じ商品が陳列してありますが、そのカーゴパンツ、同じ商品で微妙に彩度に濃淡がありました。と言っても、一回洗ってしまえば区別付かなくなるかもしれないくらい、そんな僅かの差です。並べて見てやっと判るくらいなんですが、店員さんには同じ色にしか見えない、と言うのです。
ま、色はどうでもよかったのです。実は濃いのと淡いのではボタンの形が違いました。

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ボタンと言っても飾りのじゃなくて、普通にジッパーの上に付いてる小さいやつです。ひとつはお皿型でヘリがちょっと高くなっているボタンで、もうひとつはフチはなくコンタクトレンズみたいに中央にいくほど高くなっている、緩い曲面でした。
そんな細かいところにこだわっているのはみっともないと恥じらいはあったのですが、店員さんに言ってみたところ、商品番号を調べてくれました。どちらもまったく同じ商品でした。
コートのように意匠で付いているボタンではないし、店員さんも「どちらにしても上着のすそやベルトで見えなくなりますから」とおっしゃってました。
たぶん製造時期やラインの違いで、ボタンがちょっと変更されたのでしょう。でも私はどうしてもコンタクトレンズ型のは気に入らなかったので変えてもらいました(店員さんがサイズを出してきてくれたのがそっちだったので)。

衣服の留め具には、ジッパーとかホックとかテープ(あのバリバリとはがすやつ)とかいろいろあれど、私はボタンがとっても好きなんです。一方に切込みを入れて(ボタンホール)、そこにそれより大きなもの(ボタン)をくぐらせて引っかけると言うシンプルな構造が、どうしようもなくステキです。
友人は「それなら、ボタンよりもっとすごいのは帯だよ」と言ってましたが、衣類の留め具でも、「帯」はちょっと位置づけが違う気がするんですよね。
服は脱ぎ着するものだから、しっかり固定できるものでありながら、着脱は容易でなきゃならない(帯はその点で着脱が難しい)。まだ自分でボタンの服が脱ぎ着できなかった小さな頃、親に教わってできるようになった時はかなり得意になったのを覚えています。

「車輪の発明」と言えば、コロンブスのタマゴ的にごく単純なだけど、人類の生活を大きく変えた史上もっとも画期的・文明的な発見、と言う意味合いがあります。私はそれを「ボタンの発明」と言い換えてもいいくらい、ボタンを考案したことはすごいと感じます。

/ ボタンの発明 (update:November 3, 2007)

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