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言葉の印象にひきずられる

  • 2006.12.19.Tue

『国破れて戦闘機』というページの「翼烈伝 / 005」に気になる一文があった。

翼烈伝 / 005 キ84 4式戦闘機 「疾風」

重戦闘機というとどうしても大きくて重い戦闘機と思ってしまう。

私は兵器のことはまったくわからない。クルマの車種すら興味がないくらい。でも「重戦闘機」は「重い戦闘機」じゃないの?

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翼烈伝 / 005 キ84 4式戦闘機 「疾風」

局地戦闘機もそうだが、重戦闘機とか軽戦闘機とかの分類に拘ったのは日本だけの特異な現象ではないかと思っている。言葉としてあっても世界は拘っていない。

この”軽重”は英語だとどう表現されているのか気になったのだけど、ウィキペディアには見当たらなかった。

ウィキペディア:軍用機の設計思想「重戦闘機と軽戦闘機」

重戦闘機と軽戦闘機(じゅうせんとうきとけいせんとうき)とは、第二次世界大戦期の戦闘機の設計思想のひとつ。(以下重戦と軽戦と記載)
ある機体重量に対し翼面積が小さい機体を重戦と呼び、大きい物を軽戦と呼ぶ(この比率を翼面荷重という)。そのため基本的にエンジン出力が同じ場合、重戦は軽戦に対し垂直面での機動を得意とし、軽戦は水平面での機動を得意とする。また、速度も重戦の方が優速である。
第二次世界大戦時には、各国の戦闘機は陸海軍とも重戦化へと進んでいく。
重戦と軽戦の境界においては諸説あるが、第二次世界大戦前後の日本ではおおよそ130kg/㎡が境界と考えていた。

つまり機体が大きいわけでも、重装備なわけでもない、らしい。基本は翼の面積比の大小のようだが、どこまでが軽・どこからが重、という基準があるのでもない。昨今で言うところの WEB1.0 と 2.0 の違いみたいなもんでしょうか。ただの”観念語”にすぎないと言うことになりますが、フツー「重戦闘機」と聞いたら重装備の大型の機体をイメージしません?
降順昇順とか、静的動的とか、湿式乾式とか、正反対の意味で理解してたりすることはままある。言葉の印象にひきずられてしまうと理解を阻害し、他者とのコンセンサスも得られなくなってしまうので気をつけなきゃならないけど、「軽重」なんかみたいに印象を先入させてしまう表現もよくないと思った。

ついでに、この「翼烈伝 / 005」にもう一ヶ所、興味を引かれる分があったので引用しておく。

翼烈伝 / 005 キ84 4式戦闘機 「疾風」

日本は戦争を戦闘の総和と思っている。たぶん今でもそうだ。

個々の戦闘に勝てば総和の戦争は勝つ。そう思い戦技に熱中する。頼朝より義経が好きだし宮本武蔵が大好きだ。なぜ大名が武蔵を雇わなかったのかは知りたくもない。


大名誰もが武蔵を評価しなかったのは当然過ぎるほど当然なのである。日本にも戦技より戦略が優先した時代があったのだ。武蔵が強かったという事実より、誰も雇わなかったという事実に感銘を受ける。

/ 言葉の印象にひきずられる (update:October 13, 2009)

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